 一、我々は、悠久の歴史に育まれた伝統と文化を継承し、健全なる国民精神の興隆を期す。 一、我々は、国の栄光と自主独立を保持し、国民各自がその所を得る豊かで秩序ある社会の建設をめざす。 一、我々は、人と自然の調和をはかり、相互の文化を尊重する共生共栄の世界の実現に寄与する。  私たち「日本会議・京都」は、美しい日本を守り伝えるため、「誇りある国づくりを」を合い言葉に、提言し行動する国民運動「日本会議」の地方組織です。 １．美しい伝統の国柄を明日の日本へ １２５代という悠久の歴史を連綿と重ねられる皇室の御存在は、世界に類例をみない我が国の誇るべき宝であり、かなめであります。私たち日本人は、皇室を中心とし民族の一体感を抱き国づくりにいそしんできました。そして、多様な価値の共存を認め、人間と自然との共生を実現してきた我が民族は、一方で伝統文化を尊重しながら海外文明を積極的に吸収、同化して活力ある国を創造するという奇跡を起こしました。 しかし、戦後こうした美しい伝統を軽視する風潮が長く続き、若い世代になればなるほど、その価値が認識されなくなっています。我々は、皇室を中心にした「同じ日本人だ」という同胞感こそが社会の安定を導き、ひいては国の力を大きくする原動力になると信じています。国際化がますます進み、大きな社会変動の中にあって、常に揺るがぬ誇り高い伝統ある国柄を明日の日本に伝えていく為に、皇室を敬愛する様々な国民運動や伝統文化を大切にする事業に取り組んで参ります。 ２．日本の感性を育み教育の創造を いじめや自殺、非行の増加や援助交際、罪の意識すらない、子どもによる殺人や、快楽のみを求める性行為の低年齢化等々の道徳の乱れ、いま学校教育の現場は崩壊の一途を辿っていると言っても過言ではありません。さらに、ジェンダーフリー思想に基づく学校現場では、男女平等による女性の社会的立場の確立ではなく、男女同一という性を無視した支離滅裂な教育を行っております。また、ゆとり教育という名の学力低下施策や、我が国の歴史をあしざまに謝罪する自虐的な歴史教育の横行などは、発展途上にある子どもたちの感性を麻痺させ、国への誇りや責任感を奪っています。そして、この様な教育を受けた子どもたちが次世代を担い国際社会の舞台に立ったとき、世界中の笑い者になる事は火を見るよりも明らかです。 かつて日本人には、自然を慈しみ、思いやりに富に、公共に尽くす意欲にあふれ、正義を尊び、勇気を重んじ、正直を美徳とし、自制心や調和の心を働かせ、事によっては犠牲の精神を発動させる事の出来る素晴らしい特性があると世界中から注目されてきました。 教育は国家百年の計といわれます。私たちは、誇りある国の歴史、伝統、文化を伝える歴史教育の創造と、みずみずしい日本的特性を取り戻す感性教育の創造とを通じて、国を愛し、公共につくす精神の育成をめざし、広く青少年教育や社会教育運動にとりくみます。 ３．国の安全を高め世界への平和貢献を 国なくして我々の生活も基本的人権も守られることはありません。我々国民は、他国に平和と安全を依存してきた「一国平和主義」の幻想から目覚め、まず自らの手で自らの国を守る気概を養わなければなりません。最近の中国海軍の増強や北朝鮮による核実験等は、平和を脅かす行為以外のなにものでもありません。日米安保共同宣言が発表され、我が国周辺とアジア・太平洋の安全保障をより強固にするために、日米の防衛協力の見直しが進められています。もし、我が国が憲法の制約を理由に集団的自衛権を行使しないならば、日米の防衛協力は絵に描いた餅にすぎなくなり、アジア・太平洋の軍事的危機はますます高まっていくでしょう。我が国は、平和を維持するために早急に防衛体制の設備を図らねばなりません。 我が国は残念ながら資源に乏しく、世界の平和が成り立ってこそ初めて生存できる国家です。最近は各国に起こっている紛争解決のため、国連ＰＫＯ活動に自衛隊の海外派遣が行われ、任地で大きな評価を受けています。このように、国際社会に通用する安全保障政策の確立を求め、平和と安全の為国を守る世論を喚起していきたいと思います。  日本会議は、日本を愛する国民運動ネットワークであり、日本会議・京都はその地方組織です。歴史と伝統に輝く日本の姿を取り戻すために、皇室敬慕の運動、憲法、教育基本法の改正運動、英霊への追悼感謝や国立追悼施設建設の反対運動、夫婦別姓やジェンダーフリー教育の是正活動、歴史教科書の改善運動などを推し進めています。あなたも是非、私たちの国民運動にご協力下さい。会員の方には、国民運動情報を掲載した月刊誌『日本の息吹』を毎月お送りします。 元気で誇りある日本を私たちの手でつくろう！
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