御霊神社の祭神は宇賀御霊大神であって元来稲を主宰し給う神を祀ったことから五穀豊穣商売繁昌の神として崇められてきました。
しかしこの本社を御霊神社と云うのは明智光秀公を祀ったことに由来しています。光秀公は織田信長公を倒したことから逆臣の名を史上に遺していますが、彼は丹波に於て諸豪が所々に割拠していたものを平定しその拠点として福知山城を修造し、由良川に長い堤防を構築して其流路を転じ、氾濫を防ぎ、ここに城下町を建築するに当たっては地子を命ずるなど、種々善政を施したので郷民は悦服しました。生前人々に慕われて居たものが冤罪(エンザイ)を蒙った様な場合に、その御霊を慰めようとした御霊社が各地にあり、本社もその一例であります。 |
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本殿北脇の社は恵比須神社で、毎年正月九日十日は初恵比須で賑わいます。
内部は五社造りとなっており、御霊神社が広小路に鎮座していたときの旧本殿の建物です。
「棟札」によれば、「文久二年(1862年)八月再建 御靈宮」とあります。明治二六年関敏達氏が拝礼された記録では、「中央御靈神筆」と書かれています。
御神体として光秀公の真筆「和久左衛門太夫長利追及下知状」が納められていました。
これが市の指定文化財となっている当社の古文書三点のうちの一つであります。
現在は中央が恵比須神社で事代主大神を祭っています。
左(向かって右)に、秋葉神社(明和年間)、福島稲荷神社(文政年間<又は寛政年中>勧請)を祭り、右に天満宮(天保年間作霊像)と養蚕神社(大正四年太秦蚕の社より勧請)を祭っています。
桔梗紋の飾りが多く使われ、精巧な造りで貴重な文化財であります。
北側に堤防神社があります。水害から市民の生命財産を守る堤防に感謝と愛護の誠を捧げ、水の災害なき事を祈願する堤防祭りが毎年8月15日に行われ、式典の後、堤防のお祓いや、御輿や旗を連ねた全市パレードがあり、夜は花火大会で賑わいます。
建物は昭和59年建立されています。
堤防が御神体となっている神社は全国でもみられないと言われています。
他に、叶石神社、包丁神社があります。
御神木は大榎があり「福知紺屋町御靈さんの榎化けて出るげな古狸」の音頭で知られる大榎の二代目です。
今も、神社東正面の広小路商店街の中央に榎神社があります。 |
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住所:〒620-0038
京都府福知山市西中ノ町238
電話/FAX:0773-22-2255
アクセス:
(1)自家用車で |
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中国自動車道吉川ジャンクションから舞鶴若狭自動車道を舞鶴方面へ。福知山ICから国道9号線経由。車で15分。 |
(2)鉄道で |
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JR福知山線又はJR山陰本線でJR福知山へ。
JR福知山駅から、徒歩10分から15分程度 |
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御霊神社は宝永2年(1705)福知山城下の大榎の下に創祀され大正7年(1918)現在地に遷っています。平成17年(2005)は御鎮座三百年の佳き年に当たります。
記念事業として境内社(恵比須神社)の大改修を実施し6月に竣工しました。
また8月6日から8月31日まで郷土資料館(福知山城)で御霊神社三百年企画展「光秀と御霊さん」を開催し、槍・古文書・棟札などを展示します。
例大祭は10月1日(宵宮祭)10月2日(本宮祭)を粛行し、舞楽奉納などがあります。
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1/1 |
歳旦祭 |
1/9 |
初恵比須宵宮祭 |
1/10 |
初恵比須本宮祭 |
1/14 |
とんど祭 |
2/3 |
節分祭(豆撒き) |
4月第1土曜 |
筆供養祭
(書道連盟主催) |
4月第1日曜 |
叶石神社祭 |
4/25頃 |
天満神社・稲荷神社祭 |
6/13 |
光秀公正辰祭 |
6/30 |
大祓式 |
7月中旬 |
水無月祭
(広小路商店街主催) |
8/15 |
堤防祭
(堤防愛護会主催) |
10月第1土曜 |
例大祭宵宮祭 |
10月第1日曜 |
例大祭 |
11/15 |
七五三祭
(11月中) |
11月上旬 |
慰霊祭
(遺族会主催) |
11月下旬 |
秋葉神社祭
(鎮火祭) |
12月31日 |
大祓式 |
毎日 |
日供祭 |
毎月1日 |
月次祭 |
毎週水曜 |
御霊太鼓練習日 |
春秋2回 |
御霊さんの骨董市 |
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■神事・行事
初えびす(1月)
筆塚供養祭(4月)
御霊太鼓練習(9月)
例大祭(10月)
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宇賀御霊大神(ウガノミタマノオオカミ)及び明智光秀公
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五穀豊穣・商売繁昌
家内安全・諸願成就
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予約して頂ければ神職から神社の案内、説明を致します。
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